第7回JPCAデザインアワード
あらゆる電子機器の心臓部として重要な役割を担っている電子回路。その電子回路業界を代表する展示会開催に当たり、美術・デザインを専攻されている学生の皆様の芸術活動支援を目的にまた、我々の電子回路業界を広く知って頂くことを目的に2009年から始まりましたJPCAデザインアワード(JPCA Design Award)。多数の応募をいただき、JPCAデザインアワード選考委員会において審査の結果、次の作品が決定致しました。
第7回JPCAデザインアワード受賞作品
-
日本大学大学院 芸術学研究科博士前期課程
張 歓(チョウ カン)
電子回路技術の発展により、人間は夢ある明るい未来の世界を迎える。未来は無限の可能性である。本作品は電子回路の現有する形式のこだわりをなくし、根本である電子に着目し、宇宙とつながって未来の電子回路技術をイメージ化し、デザインコンセプトの「夢ある明るい未来の創造」を表現した。さらに、高エネルギーを表示する赤の色彩を使い、空間性を広めながら、未来の電子ワールドへ進む。最先端の電子回路技術を創造し、無限の可能性である宇宙とつながり、未来を創造する希望を表したいと思う。 -
日本大学大学院 芸術学研究科博士前期課程
馮 蔚迩(ヒョウ エヤ)
電気製品のお陰で、生活は便利になって来ました。そのような技術で、世の中の人々を繋がっています。様々な線路のような、最後一つの線路にまとまり、樹木のようになる。電子化時代の未来は人々の力によって作られているとアピールしたくて作成しました。 -
多摩美術大学大学院 美術研究科博士後期課程
柏 大輔
電子回路はますます小型化・高性能化し、家電、通信、医療など、身近な生活に密着した様々な分野を発展させる一助となっている。それはあくまで科学技術の産物だが、まるで拓けた大自然の中で鳥の声が響き渡るようにあまりに自然に、人間社会に浸透しているように思える。このイラストレーションでは「夢のある明るい未来の創造」に向けて、美しく社会に浸透して鳴り響く電子回路の姿を比喩的に表現することを試みた。
※敬称略